厚生労働省は10月30日の中央社会保険医療協議会総会で、大規模病院に対する受診時定額負担の対象を200床以上の地域医療支援病院に拡大することをした。
紹介状なしで大病院を受診する場合等の定額負担は、現在特定機能病院と許可病床400床以上の地域医療支援病院が対象となっている。
地域医療支援病院の指定基準は原則200床以上であり、定額負担導入が義務付けられていない200床~399床の病院でも、その9割が選定療養として特別な料金を徴収していることが調査の結果判明。
こうした実情を踏まえて、定額負担の対象を200床以上の地域医療支援病院に拡大することを提案した。
また、緊急の場合ややむを得ない事情がある場合に定額負担を求めなくてもよいことになっているが、徴収を行わなかった患者の実態を把握する仕組みを設けることとなる。