スターバックス×認知症カフェ

12月 16, 2019

スターバックスコーヒージャパン株式会社と町田市は「認知症の人にやさしい地域づくりに関する包括的連携協定」を2019年4月に締結したことを受け、11月13日にオープンした南町田グランベリーモール内の店舗において、Dカフェ(認知症カフェ)を今月以降毎月開催することとなりました。

どうして? スターバックスコーヒーが認知症??

スターバックスコーヒーが認知症カフェを初めて開催したのは2017年。
町田市包括連携協定のもと、Dカフェ(町田市内で開催している認知症カフェの総称)を市内のスターバックス8店舗で毎月開催してきました。
スターバックスは、どの店舗においてもスターバックスが大切にする価値観のひとつを実践してそうです。

お互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化を

スターバックスという日常のオープンな場で、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、認知症のひとやそのご家族が集い、つながりを深めるとともに、地域住民も認知症を知り関心を持つ場を提供したい

地域貢献活動の一環で始まり、現在に至っているんですね。

認知症カフェとは

認知症カフェとは、認知症の人やその家族、地域住民などが気軽に集える場所です。
喫茶店やカフェのように訪れることは自由で、どのように過ごすのも自由です。
レクリエーションや歌が目的ではなく、気軽にコーヒーやお茶を飲みながら、話をしたり聴いたり。情報を得ることもできます。
運営主体の多くが社会福祉協議会や介護サービス事業所、地域包括支援センターのため、地区の公民館、高齢者施設の地域交流室(ホール)で開催されることが多いようです。また常に毎日オープンしているというよりも、2~3回程度/月、時間を決めて開催というのが実情です。また、認知症カフェという名称ではなく、オレンジカフェなど様々な名称で運営されている場合もあります。
「カフェ」というと、待ちの中にあるおしゃれの喫茶店で、少し高め‥‥?とイメージするかもしれませんが、参加費は100円~200円程度ですので、比較的参加しやすい料金ではないでしょうか。



認知症カフェがもたらす効果

このように限られた開催ではありますが、次のような効果が見られています。

  • 認知症の人‥自ら活動し、楽しめる場所
  • 家族   ‥わかり合える人と出会う場所
  • 専門職  ‥人としてふれあえる場所(認知症の人の体調の把握が可能)
  • 地域住民 ‥地域のつながりの再構築の場所(住民同士の交流、認知症への理解)

厚生労働省は地域の実情に応じて認知症地域支援推進員等が企画するなど、認知症の人が集まる場や認知症カフェなどの認知症の人や家族が集う取り組みを2020(令和2)年度までに全市町村に普及するとしています。

認知症の人しか参加できないの?

認知症の人やその家族だけではなく、誰でも訪れることができるところが認知症カフェの特徴です。近くに住んでいる地域住民の他、介護や福祉の専門家など誰でも気軽に参加できます。
実際に訪れる方は高齢者だけではなく、こどもや若い方など様々です。
認知症について知り、学び、考えることができます。同じ悩みを持つ人とつながり話を聞いたり聞いてもらったり、必要に応じて専門的な相談もできます。
そのことから、老人クラブなどとは違います。
ほとんどの認知症カフェは申し込みが不要です。
喫茶店やカフェに行く感覚で訪れてみてはいかがでしょうか。

認知症カフェの実施状況

厚生労働省は、「認知症の人やその家族が地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解しあう場である認知症カフェを活用した取り組みを推進し、地域の実情に応じた方法により普及する」としています。
最新の認知症カフェ実施状況によると、47都道府県、1,412市町村にて、7,023の認知症カフェが運営されているようです(平成30年度実績調査)。
つまり、全国の都道府県に設置され、そのうち約80%の市町村で運営されていることが分かります。
きっとあなたのご近所でも、認知症カフェが開催されているのではないでしょうか。

認知症カフェ実施状況(平成30年度調査)をご用意しましたのでご参照ください。

認知症カフェ実施状況(厚生労働省平成30年度実績調査