そもそも、「 謝辞 」とは?
謝辞とは、「感謝の気持ちを伝える言葉」のことです。
もう一度
卒園式や卒業式の式次に挙げられる「 謝辞 」とは、
保護者から、幼稚園の先生方への感謝の言葉のことを言います。
これが大前提にないと、
誰が、誰に、何を伝えるのかがぐちゃぐちゃになってしまいますよね。
いちばん気をつけたいのは、「 祝辞 」との違いです。
ここを間違えてしまうと、すこし、恥ずかしい思いをすることになります‥‥
そういえば、長女の卒園式のときだったでしょうか?
”会えばあいさつ程度”しかないの間柄にあるお父さんが保護者代表で謝辞を述べるとのことで
壇上に上がり、話し始めたのは‥‥
「卒園児のみなさんおめでとう。あの日のことを覚えていますか‥‥??」
!??
聞いているみんなが ? ?
そう、お父さんは、
祝辞をサラッと話されて、謝辞は終了‥‥。
変な雰囲気になるんです。
そんな残念な、” 謝辞 ”、
これまでにたった一度だけの経験でしたが、
もしも、自分がその時には‥‥と思ったものでした。
言葉は似ていますが、意味が違うので注意しましょう。
卒園する保護者の代表が述べる、幼稚園の先生方への感謝のことば
卒園する子どもたちへの、お祝いの言葉
例)園長先生から、卒園児へ
というわけで、
わたしが愛娘の卒園式で述べた、お礼の言葉(謝辞)を例に挙げつつ、
謝辞の基本、謝辞の作り方に入りましょう♪
謝辞の基本 スピーチは6つの構成で!
謝辞に限った話ではありませんが、
「あいさつ」や「スピーチ」をする際には、基本的な構成を押さえておくことが大切です。
よく耳にする、「 起・承・転・結 」というものですよね。
この基本的な構成(一般的なフォーマット)を押さえることで、
最低限の文章力・内容と、フォーマルな式典でのマナーのポイントを押さえることができちゃいます。
1、「季節」にまつわる一言と、卒園式準備・出席者へのお礼
2、自己紹介
3、入園式の当時を振り返る
4、幼稚園・保育園での出来事や思い出
5、感謝の言葉
6、結びの言葉
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このようにまとめてみると、意外とサラッと文章をつくれそうですよね。
1~6まで項目がありますが、
まじめに考えてほしいのは、3と4だけ!
笑いと涙・感動してもらう謝辞をつくる場合、
3、入園式の当時を振り返る
4、幼稚園・保育園での出来事や思いでを語る
この3と4の場面に、あなたらしさ(オリジナリティー)をギュッと詰めなければなりません。
逆にいうと、
6つの項目のうち、4つはほぼ定型文に近くて良い!ということになります。
難しく考えず、3、4のために、
この1年間の幼稚園生活のこと、振り返ってみましょう。
それでは、6つの構成について詳しく見ていきましょう(^J^)!
「季節」に関連した一言と、準備や出席のお礼
1、「季節」にまつわる一言と、準備や出席のお礼を述べる
卒園式が開催されるのは、3月中旬~下旬ごろだと思います。
わたしは、
いや日本人はみんな、「桜(さくら)」が好きですよね。
難しく考えず、
「 季節 」=「 桜 」
そう、シンプルに。
幼稚園や保育園がある地域の、桜の木を眺めてみてください。
「桜のつぼみ(つぼみが膨らみはじめた)」
「桜の花の状況(咲きだし、春を知らせてくれた、など)」
これでオッケー!
私が暮らす地域、幼稚園のある地域の3月は、まだ寒いんです。
なので、出だしをこのように決めて謝辞を始めました。
(実際の謝辞)
寒さのなかにも、柔らかな日差しが降りそそぎ
桜のつぼみも膨らみはじめた
早春のこの佳き日に‥‥
あとは、幼稚園の先生方に、
「卒園式の準備をしてくれて、ありがとう」
来賓のみなさんに、
「卒園式に来てくれて、ありがとう」
この、2つのありがとうの気持ちをくっつけます。
最後に、完成版を載せてありますので、次に進みます(^^♪
自己紹介
次に、自分が何者なのか?を伝えましょう。
といっても、 自分は「 卒園児の保護者 」であることを伝えるだけで十分です。
マナーとしては、
僭越ではございますが(←決まり文句)
卒園児保護者を代表いたしまして
ひとことお礼の言葉を‥‥
さぁ、
他の人が述べる謝辞との違い(オリジナリティ)を出すには、
次からが肝心でしたね☆
今日という現実から、入園式を振り返る
ここまでは、「 ” 定型文 ”をそのまま 」って感じでした。
きっと、聞いている先生たちも、来賓の方々も、
「毎年、同じような謝辞だな」
そう感じてくる頃でしょう。
卒園児が入園した当初のことにふれる
さぁ、ここからですね♬
お子さんが入園したときのことを覚えていますか?
可能なら、入園式のときの写真を眺めてみてみませんか?
落ち着いて席に座っていましたか?
名前を呼ばれて、返事ができましたか?
写真撮影で、こっちを見てくれましたか?
答えは、「全てNo!」←うちの子です(笑)
また、入園当初のこと。
「幼稚園に行きたくない」と泣かれ、
幼稚園に行く準備を嫌がり、
車から降りようとせず、
離れてくれず先生に抱っこされ泣きわめく‥‥
とくに、一番最後の場面は、今思い出しても切ない想いで‥
でも、今はどうでしょう‥‥。
幼稚園に行く準備をして、
帰ってきたら、園であったことを話してくれる。
年中・年少さんの手を引っ張ってあげられる。
これ以外にも、たくさんできることが増えましたよね。
あの時はこうだったな‥‥
いまではこんなに立派になって‥‥
この感情をつづってみてはいかがでしょうか
「あぁ、子どもたち大きくなったな」から、
「入園した当時は、ちっちゃくて、毎日泣いていたな」
「自分も、子どもを預けるとき、切なかったな」
そんな、当時の状況を思い出せると思います。
その時にサポートしてくれたのが、先生方だったな。
本当に助かったな。
その思いが、素直に、
先生、ありがとう
その言葉になってくるはずです。
きっと、緊張すると思います。
ここで、聞いている人たちを少し泣かせたい
幼稚園や保育園での思い出
この部分のエピソードが、他人との差を一番出せる部分になります。
幼稚園らしさ、保育園らしさが出るイベントや、
子どもたちが楽しみにしていた行事、
保護者も一緒に行った行事などを挙げてみましょう。
何かひとつを挙げて深く入っていくよりは、
さらっと年間行事に触れつつ、年長時代の一年間を回顧した方が
聞いている先生方、職員さん、保護者の共感を得られると思います。
どの幼稚園や保育園でも、先生方が力を入れている分野があるのではないでしょうか?
いや、力を入れている分野もいいですが、行事を振り返ってみるといいですね。
体操教室、親子遠足、運動会、
七五三のお祝い会、学習発表会、
お餅つき、保育参観‥‥